目次
きっかけ
うちは基本的に問屋卸か小売店卸ばかり。
でも昔から「この商品、直接買えませんか?」という消費者からの電話がちょくちょくあった。
以前は清水の五条坂にアンテナショップがあり、そこに電話してくださいと案内していた。
でも実際はアンテナショップ経由で依頼が本社に戻ってくる謎の流れ。
そのアンテナショップもコロナを機に閉めた。
しかも、自社商品がどの店舗に何が置かれているか、完全には把握できていない。
Amazonや楽天に問屋や小売店が出品しているものも全部追えていない。
だから最低限、指名買いしてくれた消費者向けの受け皿は必要だと考え、自社ECを始めた。
BASEで始める
最初は無料で手軽なBASE。
ただ、うちの商品は1つの形に10柄、それが6形状で1シリーズ=60SKU、しかもシリーズが10以上。
登録が面倒なだけでなく、在庫更新が本当に面倒だった。
BASEは少ないSKUの店には分かりやすいが、多すぎるとうちには合わなかった。
カラーミーショップへ移行
その後、カラーミーショップを数年使った。
細かい理由は忘れたが、使いにくい・デザインがおしゃれじゃないなどの理由で離れた。
Shopifyへ
次はShopify。
ブログ機能もあって、商品のストーリーも発信できるはずと考えた。
……が、結果的にブログ機能は全く使っていない。
理由はシンプルで、ECに力を入れていないから。
力を入れていない理由
- 参考上代を割れない(=セールができない)
- 在庫・販売はtoB優先、ECは後手になる
- そもそもお土産に近い和雑貨はECに強い商材ではない
つまり「売上を立てるため」ではなく、問い合わせの受け皿としてあればいいという位置づけになっている。
学び
- 自社ECは「成功」でも「失敗」でもない
- 問い合わせを受け止める最低限の窓口として存在している
- 本気で売上を取りに行かないなら、ECは手間に見合わない
- うちの場合はOEMと卸が本業。ECはあくまでサブの役割
結論
正直なくしても売上に影響はない。
でも、指名買いしてくれる人の受け皿として、最低限は維持していく。
それ以上でもそれ以下でもないのが、うちの自社EC。